偽装ファクタリングの見分け方③償還請求権と買戻請求権

偽装ファクタリングの見分け方①では、手数料の内訳と一般的な相場。②では、契約書に、売買契約の旨が記載されていることを紹介しました。

特に「金銭消費貸借契約」となっているようなら、一旦契約手続きを打ち切り、書類を持ち帰ってから、金融庁の「登録貸金業者情報検索入力ページ」にて、貸金業登録の有無を確認してください。

日本貸金業協会の「協会員検索」からもチェック可能です。
その他、「違法な金融業者に関する情報について」も参考になるでしょう。

ここでは、偽装ファクタリングの見分け方③として、償還請求権と買戻請求権を解説していきます。

償還請求権

償還請求権とは、売掛債権が何らかの事情(経営破綻や倒産など)で、売掛先企業より回収ができなくなった場合に、申込者の企業に対して、ファクタリング会社が損害賠償請求を実施できる権利のことを言います。

ファクタリングの取引は、基本的に償還請求権が設定されない、ノンリコース契約が一般的です。ファクタリング会社は、売掛債権を買取する一方で、売掛金が回収できなかった際のリスク回避を含めた手数料が算出されています。

買戻請求権

買戻請求権とは、売掛債権が回収不能に陥った際に、ファクタリングが買取した売掛債権を、申込者の企業に買い戻しを請求できる権利です。

先述の償還請求権に近いニュアンスがありますが、ファクタリング会社が、売掛債権買取後のリスクを負わない契約である点が共通しています。

もしファクタリングの契約書に、償還請求権と買戻請求権についての項目が記載されている場合には、契約を締結せずに、弁護士などの法律の専門家に相談することをおすすめします。